特殊能力

実は僕には特殊な能力があるのです。
いや、ほんとほんと。
マジであるのです。


絶対音感が。


・・・・・・
よし、確実にしらけた。
なにこのさえない特殊能力。


さて、僕の絶対音感なんですが、
何でも音階に聞こえるってほどひどいものじゃなくて、
意識すれば音階がわかるって程度のものです。
例えば、普段何も考えずに飯食ってるわけですが、
咀嚼してるときにちょっと注意深く音を聞いてみると、
口の右側で噛んでるときは「ミ」
左側で噛んでるときは「レ」って感じで。
や、ほんとにそう聞こえるのよ、僕の口は。


えー、なんでこんなことを突然言い出したというかとですね、
ワイルドライフという漫画を読んだからなんですね。
絶対音感持ちの獣医の話なんですが。
発想とかも面白いし話も面白い。
だが、1つ気にくわないことがある。
アレは絶対音感じゃない。
絶対音感を持つものとしてひとこと言わせていただく。
絶対音感は絶対に音が聞こえる能力じゃない。
絶対的な音階がわかる能力だ。
やー、最初はちゃんとした絶対音感だったのですが、
いつの間にか絶対に音が聞こえる化け物になってました。
こえーよ。