しせん

どこを見ているのかはっきりしていて、
鋭く、なおかつ柔らかい視線。
どこを見ているのかはっきりしていなくて、
柔らかいのに、鋭い視線。
最もありふれた、リアルそのものな瞳。
何も言わない絵の口よりも、
足より手より身体より何よりも、
雄弁に意思を語り伝える瞳。
今の僕にとっての究極。


ほら、上を見ればきりがなくなってきた。
でも、こうやって道が見えれば、
歩いていけるんだぜ。
少しずつゆっくりじっくり。


絶叫中。