性能(Multi core)

ペロッ……これは、山田っ!




山田の「田」のあたりがクァッドコアっぽいよね!ね!


いや、買うときには山田とか微塵も考えてなかったけど。
じゃあ「山」はなんなのとか言われると困るけど。
田中でもいいんじゃないのとか言われると泣くけど。


一転してちょっと真面目な話。


現状では、
クァッドコア2.4GHzとデュアルコア3.0GHzが大体同じくらいの価格で、
同価格帯だとクァッドコアよりもデュアルコアの方が性能はいい。(Intel製品)
単純に計算すれば、
2.4×4=9.6GHz
3.0×2=6.0GHz
で、クァッドコアの方が1.5倍ぐらい性能がよさそうなのに、である。


これは、ソフトウェアに問題がある。
確かに、4つのコアが全力を出すことができれば、
クァッドコアは1.5倍の性能を発揮する。
しかし、全力を出すには、
プログラムがマルチスレッドに対応していなければならない。
マルチコアというのは、
ほっといても勝手に並列処理をしてくれるようなものではなく、
あらかじめプログラムにどのように分担するのかを記述しておかなければならない。
そういった記述がされていなければ、
マルチコアはシングルコアが単にいくつかあるだけの代物にすぎない。
シングルコアよりもマルチタスクには強いが、
L2キャッシュの共有というメリットを全く生かせず(かえってデメリットになる。)、
常にいくつかのコアは遊んでいる状態になり、
これは全力というには程遠い。
デュアルコアが主流になり、
デュアルコアに対応しているソフトウェアは多くなってきたが、
クァッドコア対応のマルチスレッドのソフトウェアはまだまだ少ない。
デュアルコアがCPUの主流であり、
クァッドコアがまだ出てきたばかりなので仕方が無いのだが、
こうした現状では、
一つ一つのコアの処理能力が高いデュアルコアのほうが、
クァッドコアよりも高性能であることがほとんどである。
ちなみに、消費電力は60W(デュアルコア)と95W(クァッドコア)で、
しっかり1.5倍になっている。


また、現在のクァッドコアは4つのコアがあるわけではなく、
デュアルコアを2つパッケージングした、
2×2コアと呼ぶべきようなもので、
"真の"クァッドコアが出るまでのその場しのぎの製品である。
よって、負荷が3:1となるようなダブルタスクには向いていない。


現状ではデメリットしかないようだが、
そんなクァッドコアにもいくつかメリットはある。


1つは、処理能力合計が大きいのでマルチタスクには強いこと。


もう1つは、将来性である。
シングルコアが約4.0GHzで消費電力と発熱の関係で頭打ちになった以上、
ブレイクスルーとなるような技術が実用化されるまでは、
コアの数を2、4、8、……と増やしていくしかないので、
マルチコアが主流になっていくのは間違いない。
デュアルコアが3.0GHzとだいぶ頭打ちに近くなっていることと、
クァッドコアが本来の性能では上であることにより、
クァッドコアのほうが将来性が大きい。


ブレイクスルーとして超伝導を用いたCPUが研究室レベルで実用化されているが、
超伝導状態を維持するために液体ヘリウムや液体窒素を用いた
糞大掛かりなシステムであり、
とても一般家庭に出回るような代物ではない。
ただ、常温超伝導が実現されれば、一気に浸透し、
現在のCPUの数十倍といわれるその性能は、
それ以前の全てのCPUを置き去りにするだろう。


と、いうのを擬人化まじえてなんか作ろうかと思ってたけど、
山田萌えが激しすぎるので後回し。
山田かわいいよ山田。


今更らき☆すた4冊まとめて買ってきた。