幻想(Self-importance dream)

想像とは無知である。




想像力とは何か。


それは補完する力である。
知らないものに形を与え、
知識の隙間を埋め、
ありえないことを夢想することである。


ゆえに、足りないものがなければならない。
ゆえに、無知でなければならない。
そして、興味がなければならない。
そして、情熱がなければならない。
それは、愛だ。


知らないものを知ろうとすることは、大変なことだ。
知らないものを想像することは、もっと大変なことだ。


もちろん知識があっても想像することはできる。
そうと知りつつも、敢えて違う設定を想像する。
しかし、どうしても元の設定に知らず知らずのうちに引きずられてしまう。


本当に好きであるがゆえに、
自分で想像した嘘が大好きであるがゆえに、
真実を知りたくない。
真実から目をそらしたい。
どうしようもないエゴイズム。


それはエゴでしかない。
もはやエゴですらない。
それでも、敢えて言おう。


うどんげが好きだ。