鼓膜(Heaven's door)

始まりと終わり。または、叩け、記憶の扉を。




壊れかけのラジカセで聴いたあの歌は、
自転車で疾走しながら喚いたあの歌は、
あれは、確かに僕の青春だったんだ。


先代PCから引き継いだ、
まったくもって整理されていない、
まさにカオスと呼ぶに相応しい、
ごたごただらけのデータ群。
もう、どこに何があるのかも覚えていない、
無数のフォルダの向こうには、
懐かしいたくさんの記憶の欠片。
その中には、昔好きだった音楽なんかも、
たくさんたくさん眠ってたりするわけで。


耳が肥えて、サウンドカードやらヘッドホンアンプやらを手に入れて、
あの頃よりも格段によくなった環境で聴く音楽は、
懐かしいようで、どこか違う曲に聞こえます。
でも、あの頃好きだった音楽は、
変わらず今も好きです。


掃除って進まないですよね。